ご挨拶

GREETING

第14回日本中性子捕捉療法学会学術大会の開催にあたって

大会長 髙井良尋

第14回日本中性子捕捉療法学会学術大会

大会長 髙井良尋

南東北BNCT研究センター・センター長(弘前大学名誉教授)

この度、「第14回日本中性子捕捉療法学会学術大会」開催の栄誉を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。平成29年9月29日(金)~30日(土)の2日間、郡山市の郡山ビューホテルアネックスにおいて開催致します。

ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy: BNCT)は従来の放射線治療とは全く異なる機序を利用した画期的な新時代の放射線治療です。比較的エネルギーの低い中性子線(熱/熱外中性子)を照射し、点滴静注で予めがん細胞に取り込ませたホウ素化合物との核反応によって生成するアルファ線とリチウム核によって、がん細胞一個一個を破壊することのできるがん細胞選択的治療とも呼ぶべき治療です。BNCTは従来、原子炉より得られる中性子を用いて行われていた日本が主導してきた治療法ですが、原子炉は病院に設置することができないため、現在までに臨床医療として確立した治療法にはなっておりませんでした。

南東北BNCT研究センターでは、近年開発されたBNCT用加速器(サイクロトロン)を病院併設としては世界で初めて導入し、再発悪性脳腫瘍や再発・進行頭頸部がんに対して臨床試験を開始しました。BNCTが世界に普及するためには、加速器BNCTが信頼される治療法として認識されることが必要です。世界で初めて加速器ベースの臨床試験が開始されたこの日本において、このタイミングで、将来実臨床で必要とされる技術・人材開発、物理・化学・生物学的な側面からのバックアップ等について議論を深めることが極めて重要と思われます。従いまして今回の学術的テーマは「加速器BNCTの実臨床へ向けての諸問題」としました。BNCTは再発がんや手術不能がんなどの難治性がんのみではなく、機能温存のための縮小手術を可能とするための術前照射にも大きな役割を担うと思われ、がん治療にパラダイムシフトをもたらすポテンシャルを持つ治療法とも言えます。実臨床へ向けてこのような可能性に関する研究も進めていく必要があろうかと考えております。

9月下旬の福島は特産品の桃、梨が旬を迎え、また、秋空の元、スカイラインをドライブするには良い季節で、訪れる吾妻小富士、檜原湖、五色沼、裏磐梯、猪苗代湖のみごとな景色には感嘆されることと思います。実行委員会一同、有意義な学術大会となるよう、また、皆様に喜んで頂けるおもてなしができるよう準備を進めております。

学術大会の成否は皆様の熱意あるご発表、ご討議にかかっております。皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げる次第であります。

復興しつつある福島の地で、皆様の元気なお姿にお目にかかれることを楽しみにしております。

平成29年2月吉日

開催会場

郡山ビューホテルアネックス

郡山ビューホテルアネックス

〒963-8004
福島県郡山市中町10-10
ホームページ:
http://k-viewhotel.jp/

運営事務局

附属 南東北BNCT研究センター

一般財団法人 脳神経疾患研究所
附属 南東北BNCT研究センター

〒963-8052
福島県郡山市八山田7-10
TEL:024-934-5322(代)
FAX:024-934-5423
ホームページ:
http://southerntohoku-bnct.com/

日本中性子捕捉療法学会

ホームページ: http://jsnct.jp/